早漏の定義と治療法・早漏は怖くない!
【早漏の定義】
早漏とは膣内挿入後30秒以内、1分半以内あるいは2分以内にオーガズムに達する、すなわち射精してしまうことなどと、時間を基準とする定義もあれば、性交の際のピストン運動が10回以内に射精してしまうことと、性交運動の回数を基準とする定義もあります。
一方、時間や回数が重要な問題ではなく、射精反射のコントロールがうまく出来ない状態が早漏であるとの定義もあります。
日本で行われた最近の早漏に関する研究によれば、18歳から25歳の健康男性29名を対象とし、同一女性の手指による陰茎に対する刺激の開始から射精までの時間を測定したところ、
平均156・5±80・7秒(45から470秒)であったと報告されています。
このように、実際は一般に考えられているより短い時間で射精に至るものなのです。
【射精は交感神経が支配してる】
人間には、交感神経と副交感神経の2種類の神経があります。
交感神経は、一言で言うなら、「活動の神経」。敵やピンチに出会ったときに発動する。意識は張り巡らされ、消化の活動は抑えられます。セックスの時は交感神経の働きが強くなることで、射精が起こります。
副交感神経は、「リラックスの神経」。心は落ち着き、消化活動は活発になり、睡眠に入りやすくなります。 セックスの時は副交感神経の働きが強くなることで、勃起が起こります。
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勃起のメカニズムはこちら
平静時には、交感神経系のシグナルと副交感神経系のシグナルの両方が互いに作用し、ペニスは萎縮と勃起の中間の状態にあります。
【早漏の原因は自律神経のバランス異常】
セックスの時は、まず副交感神経が優位に立って、勃起を促します。そうセックスにはまず副交感神経の働きが強くならなくてはいけません。
そして十分にセックスを満喫した後に射精です。この時に副交感神経から、交感神経にスイッチが切り替わります。そして射精します。
しかし、このスイッチが早く切り替わってしまって、交感神経が優位になり、射精命令が出たら・・・。そう、これが早漏なのです。
この自律神経のアンバランスが「勃起不全」や「早漏」を引き起こしています。
<ノルアドレナリン・セロトニン編>
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは覚醒や興奮に大きく関係している神経伝達物質です。
ストレスや不安を感じると、多量に分泌されるという特徴を持ち、交感神経を活性化させ、心拍数や血圧を高めるといった変化をひきおこします。
何らかの原因でノルアドレナリンが多く分泌されると、脳内で過剰な興奮や活性が生じ、情報の混乱がおこります。そのため、射精命令が異常に早く伝達され、早漏という症状を
正常な判断力や思考力が低下し、頭の中が真っ白になるなどの状態が現れるのだと考えられています。
セロトニン
セロトニンは、一秒間に2、3回の周期で、常に分泌されている物質です。そして、このセロトニンは、ノルアドレナリンの分泌を抑制する働きがあります。
そのため、ノルアドレナリンによる交感神経や脳への作用が抑制され、早漏や勃起障害も改善されます。つまり、精力絶倫の人とは、セロトニンの分泌が活発であるためノルアドレナリンの分泌を未然に抑制するので、勃起も正常で早漏もないと考えられます。
そして、早漏の人は、セロトニンの分泌量が少ないためノルアドレナリンが多く分泌し、結果、交感神経が過敏に働きすぎて早漏になるのです。射精が早い遅いの差は、セロトニンの分泌量に原因があります。
では、なぜ人によってセロトニンの分泌量が違うのでしょうか?セロトニンの分泌量の違いは、分泌されたセロトニンの回収をおこなうセロトニン・トランスポーターの数によって決められています。
そして、このセロトニン・トランスポーターの数は、二種類の遺伝子が決定しています。
L遺伝子
セロトニン・トランスポーターを多く作る。
S遺伝子
セロトニン・トランスポーターを、L遺伝子の半分しか作らない。
そして、この遺伝子の組み合わせは、SS、LS、LLの、全部で3通りあり、SSの組み合わせの人は、不安を感じやすいため、早漏になりやすい。
LSの組み合わせの人は、S遺伝子の働きが強く表れる傾向があり、比較的早漏になりやすい。
LLの組み合わせの人は、不安を感じにくいため、絶対に早漏にならない。
セロトニン・トランスポーターに関する遺伝子の組み合わせ調査表
(日本人とアメリカ人、500人を対象)
| |
SS (早漏になりやすい) |
LS (比較的なりやすい) |
LL (早漏にならない) |
| 日本人 |
65.1% |
31.7% |
3.2% |
| アメリカ人 |
18.8% |
48.9% |
32.3% |
上記のように、我々日本人は生まれながらにして、早漏になりやすい遺伝子を持っているということが分かります。
★セロトニンの分泌量をふやす方法★
セロトニンの原料となるタンパク質、トリプトファンを摂取することで、セロトニンの分泌量をふやす事が出来ます。トリプトファンは、豚肉、鳥肉、卵、牛乳などに多くふくまれています。
★セロトニン分泌量をコントロールする方法★
1:呼吸法
腹式呼吸で、5秒かけて息を吸い込み、次に10秒かけてゆっくり息をはく。これを繰り返す。
2:反復運動
歩く。咀嚼回数を多くする。(食事はよくかんで食べる。ガムを噛む)
3:身体を温める
温かい牛乳、ミルクココア、ウーロン茶などを飲んだり、温かいタオルを顔や首筋にあてるなどして、身体を温めることにより、あがりを防ぐことが出来る。
4:リラックス
手足をブラブラさせ、筋肉の緊張をほぐし、体全体をリラックスさせる。
早漏に効果があるSSRI(抗うつ剤)と「トリプトファン」
早漏に対して、SSRI(抗うつ剤)が有効であるという報告が1〜2年前より海外で報告があり、インターネットでも違法な抗うつ剤の販売が後を絶たない状況ですが、抗うつ剤の副作用による勃起不全も考えられますので注意が必要です。
しかし、SSRIが早漏に対して有効である事は確かなようで、日本の医師の中でも早漏の患者に対してSSRIを処方しているようです。
ある製薬メーカーの資料によると、SSRI投与した場合、射精まで
16秒だった人が
458秒になったという報告書もあります。
このSSRIとは中枢でのセロトニン(伝達物質ホルモン)の再取り込みを阻害する事で、神経と神経の間で減少したセロトニンの量を増やす作用を持っています。
トリプトファンは必須アミノ酸(体内で生成できないため食事などから摂取しなければならないアミノ酸)の一つで、主に、脳内の興奮を鎮める神経伝達物質のセロトニンの原料となり、また、メラトニンの生合成素材にもなります。
セロトニンには、精神安定や催眠、鎮痛などの作用があり、また、メラトニンは脳の松果体に分泌するホルモンで、眠りに深い関係を持った物質として知られています。
脳内神経伝達物質であるセロトニンは、覚醒、睡眠、自発運動、摂食、飲水行動、攻撃性、学習記憶能力、性行動、中枢性血圧調整などなど……、実に幅広い機能をコントロールしています。
したがって、セロトニン量の低下が、漠然とした不安感や睡眠障害、さらには、うつ症状などを招くと考えられているわけです。
しかし、セロトニンは経口摂取によって吸収されない物質であり、また、血管から摂取しようとすると、血圧上昇や血小板の血栓形成など、人体に悪影響を及ぼしてしまう物質です。
だからこそ、その原料となる「トリプトファン」が注目されているわけです。
さらに、ビタミンB6、B3(ナイアシンまたはナイアシンアミド)、マグネシウムと共働して、神経伝達物質であるセロトニンをつくるので、より大きな効果を期待される場合は、上記のサプリメントも一緒に摂ると良いと思います。
「トリプトファン」の活性を活発に促し、早漏改善に大きく関与するカキ肉エキス
トリプトファンの重要性はご理解できたと思いますが、このトリプトファンを「脳」に運ばないと、実は無意味になってしまいます。そのためにはカキ肉エキスが有効です。
セロトニンを作る原料となるトリプトファンの代謝に必要不可欠なミネラルが
リチウムなのです。
カキ肉エキスを飲用し続けると、脳の中の
リチウムの濃度が8倍以上にもなります。
また、脳では唯一のエネルギーとなるのが糖質で、カキ肉エキスには
グリコーゲンが含まれています。
これは必要時に分解されてブドウ糖になるので、脳を働かせるために必要不可欠なものです。そのエネルギー代謝を円滑にする役目はミネラルやビタミンが担っています。
亜鉛をはじめとしたミネラルは脳以外でも各代謝を促進するのに重要な栄養素で、甲状腺機能低下などで代謝低下を改善する働きが期待できますので、甲状腺の疾患から来る「うつ症状」の防止にもつながります。
また、
タウリンもカキ肉エキスには含まれています。タウリンは体の恒常性を保つ機能を助ける大切な栄養素で、体温の調節や血圧を正常化するのに働いてくれるので、「うつ症状」の時の体調の悪化を改善することが期待できます。
【早漏の治療のサプリメント】
上記の説明を読まれた賢い「早漏諸君」は、もうお分かりだと思いますが、セロトニンの分泌を盛んにし、自律神経のアンバランスを正常にすれば、勃起不全も早漏も回復し、「男の復活」ができるのです。